2012年03月12日

「みやこわが町2012年特別号」より


もう立ち直れそうがないと、いつも悩んでいた。
鉛色の空から春の雪が舞い
醜く変わり果てたふるさとを隠してくれる。
けれども再び雪は解け、
瓦礫となった骸が集められ
現実に叩きのめされる。

しかし、こうして塞ぎ込んでいても
何も変わらないではないか。
将来や先々のことも大切だけれど、
とにかくやれることからはじめよう。
無理に明るく振る舞ったり、
必要以上に頑張らなくてもいい。
自分のやれる範囲で復興に向かおう。
いつかはこのふるさとを巣立ってゆく
子供たちのためにも、
もう一度だけ頑張ってみようじゃないか。

今までだって、ふるさと宮古は
そうやって甦ってきたんじゃないか。
今度は僕らが頑張る番なんだから。

※「月刊みやこわが町2012年特別号(No.399)特集/大津波来襲・総集編」P62より転載。
※この転載文の著作権は、「月刊みやこわが町」発行元の(有)タウン情報社に属します。


posted by Yasuhiko Kambe, Japan. at 16:56| Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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